いじめゼロを目指して

食生活はココロの成長を左右する

身体を動かす原動力となるのは、言うまでもなく食事で摂取する栄養素です。
糖質、脂質、たんぱく質…これらの栄養素を体内で代謝し、
エネルギーに変えることで私たちは“生きて”いけるわけです。

 

しかし、ただ栄養素を摂っていればそれだけで健康でいられるのでしょうか。

 

実は、栄養素の内容だけではなく、
食べる素材、味付け、食事の環境、食事の時間…
全てひっくるめた「食生活」の在り方が非常に重要なのです。

 

食生活に問題があると、いわゆる「生活習慣病」のリスクも高くなりますし、
なにより“心”の健康を保つことができません。
忙しい毎日の中では、インスタント食品やコンビニ食品、
外食に頼りがちになってしまいますが、
これらの食品が私たちの精神面に与える影響って結構大きいんですよ。

 

もちろん、「健康志向」が高まる昨今では、
栄養素の面を考慮した商品も多いわけですが、
一方で、口当たりを良くしたり、保存期間を延ばしたりするために
様々な食品添加物が含まれているという側面も否定できません。

 

物によっては血糖値の急激な上下動を起こす作用があり、
情緒不安定の原因になると言われています。
特に子供の場合、情緒不安定はいじめの原因にもなり兼ねません。
(被害者、加害者ともに)

 

いじめ問題が深刻な社会問題となっている今、保護者としては、
教育現場の在り方を非難する前に
自身の食生活を振り返ってみるべきなのかもしれません。

栄養素がココロに与える影響

自宅での毎日の食生活を振り返ってみると、
「肉料理が多いな」「野菜が不足しているかも」
…という傾向に気付く方も多いのではないでしょうか。
(日頃から栄養素のバランスに注意している方は大丈夫だと思いますが…)

 

食生活の欧米化に伴い、私たち日本人の食生活も、
穀物や魚、根菜メインの食事から、肉食中心にシフトしています。
しかし、身体の造り自体は肉食に慣れていないため、
健康の面で様々な支障をきたしているというのが現状…。

 

大腸がんや乳がんが増えているのも、
「食生活の欧米化が原因では?」
という説が有力です。
欧米人に比べて腸管の長さが長い日本人は、
消化の過程で肉が腐敗してしまうため、
その腐敗臭を分解する肝臓がダメージを受けやすいと言われています。

 

肝臓の具合が悪いと、気が高ぶりやすく、
イライラしたり怒りっぽくなったり、精神的に不安定になったりします。
これも、いじめの原因になり得ますよね。

 

また、同じくビタミンやミネラル不足はイライラの原因になります。
これは、脳神経の形成や伝達に、
ミネラル・ビタミンなどの栄養素が深く関与しているため。
脳のエネルギー源は糖分ですが、糖分をエネルギーとして利用するためには
ビタミンやミネラルが欠かせないのです。

 

これらの栄養素は野菜に多く含まれているため、
野菜不足はイライラの元…。
特に、「“旬”を大切にする」という感覚に疎い現代人は、
旬の野菜に含まれる豊富な栄養素を摂取する機会を
自ら逃していると言わざるを得ません。
(旬の野菜の栄養価は、ビニール栽培の野菜とは比較にならないほど高い!)

 

美味しいモノを、美味しい季節に。

 

この感覚を大切にすることも、メンタル面をコントロールして
いじめを寄せ付けない一つのコツです。

「うつ」を予防するために必要な栄養素

いじめがきっかけでうつ病を発症し、
何十年もその後遺症に苦しめられるというケースも少なくありません。

 

うつ病とは、専門的には「気分障害」の中にカテゴライズされる症状。
「セトロニン」という脳内の神経伝達物質の分泌量が減少し、
心のバランスを整えられなくなった状態と考えられています。

 

実は、このセトロニンの低下を予防するために有効な栄養素があるんです!
それは、「トリプトファン」というアミノ酸。
別名:神経アミノ酸とも呼ばれており、セロトニンに変換するアミノ酸です。
(つまり、トリプトファンからセロトニンが作られるということです)

 

この栄養素は、次のような食品に豊富に含まれていますので、
いじめに負けない心を養うためにも
毎日の食事の中で積極的に摂取したいところです。

 

【トリプトファンが多い食品例】
バナナ、ハチミツ、乳製品、大豆、納豆、豆腐、
魚介類、肉類(特に鶏肉)、玄米、豆類、たまご、ゴマ

 

ちなみに、トリプトファンからセトロニンを作るためには、
その補酵素がビタミンB6とビタミンCという栄養素も必要不可欠です。

 

【ビタミンB6が多い食品例】
まぐろ、牛肉(レバー)、かつお、にんにく、ピスタチオ、大豆、
バナナ、パプリカ(赤ピーマン)、モロヘイヤ、パセリ、芽キャベツ

 

【ビタミンCが多い食品例】
赤ピーマン、黄ピーマン、ゆず(果皮)、アセロラジュース、パセリ、芽キャベツ、
レモン(全果)、ケール

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