いじめゼロを目指して

いじめで現実逃避?

誰でも、なんとなくむしゃくしゃして人に当たりたくなる時ってありますよね。

 

“なんとなく”とはいえ、実はそこにはちゃんと理由があります。

 

例えば、朝、母親が起こしてくれなくて遅刻した。
朝っぱらから両親が喧嘩していて雰囲気が険悪だった。
朝ごはんが、自分の嫌いなメニューだった。
駅に行ってみたら、電車が遅れていた。
傘を持っていないのに雨が降ってきた。
朝っぱらから先生に怒られた。
仲の良い友達が、他の友達と自分の知らない話で盛り上がっていた。
彼女(彼氏)が風邪で休みだった。
テストの結果が散々だった。

 

…大なり小なり、なんらかの理由で私たちの心は簡単に揺れ動きます。
そして、そのイライラ感を、特定の他人に向けてしまう…。

 

言い方を変えれば、他人をいじめることで、
向き合いたくない現実から現実逃避しているのです。
人の粗探しをしたり、悪口で盛り上がったりしている間は、
自分の問題について考えなくても良いですからね(笑)。

 

だから、人の悪口を言うのは楽しいんです。
現実逃避できるから、いじめはストレス解消になるんです。

その優越感は危険です

人をいじめている間は、現実逃避ができる。

 

…コレも、人が人をいじめる理由の一つといえるでしょう。

 

もう一つ危険なのは、“優越感”です。
そもそも、人が“いじめ”のターゲットとしてどんな相手を選ぶかといえば、
たいていの場合は自分よりも弱い人、
なんらかの観点で自分よりも劣っている面がある人ですよね。

 

そこにあるのは、「優越感を感じたい」という願望。
自分自身に自信がなければないほど、自分よりも下の人を見下すことで
かりそめの優越感に浸り、自分自身をなぐさめようとするのです。

 

周りを見回してみて、もしもあなたが、
近くの誰かに対して明らかな優越感を感じているとしたら、
その優越感は危険かもしれませんね。

 

今はそんなことはなくても、自分が精神的に“落ちた”時に
その優越感がいじめに発展する可能性は否定できません。

 

人をいじめることで、現実逃避願望と優越感を満たすことができる。
…そう考えると、つくづく、人間って醜い生き物ですよね。

逆の立場で考えてみよう

自分よりも弱い立場の誰かをいじめることで、一時的に現実逃避が可能。

 

今、誰かを“いじめている”という自覚があるあなたも、
逃避したくなるような現実を抱えているのではありませんか?

 

しかし、逆の立場で考えてみてください。
自分が現実逃避したいからって、人をターゲットにするなよ!
…って思いませんか?

 

逃避したくなるような現実に直面しているのは、
いじめ被害者のせいではありませんよね?

 

それなのに、全く関係のない相手を巻き込むのは、相手にとってはハタ迷惑。
百歩譲って、自分自身に、何かしらいじめられる要素があるのであれば
諦めもつくかもしれませんが、そうでないのにターゲットにされているというのは、
いじめられる側だって納得できませんよ。
(もちろん、どんな理由があるにしろいじめは許されることではありませんが)

 

このサイトを見ているということは、あなたの中に、
自分がやっているいじめ行為に対する罪悪感が少しはあるということでしょう。

 

そうなのだとしたら、一度、なぜ自分は相手をいじめてしまうのか、
なぜいじめを止められないのか、自分が逃げたい“現実”って一体なんなのか
自分自身に問うてみてください。

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