いじめゼロを目指して

家庭や学校のストレスを分析してみよう

どうしても、○○君をみるとイライラしてしまう。
時々、誰かに八つ当たりしたい衝動を抑えられなくなる。
誰かを傷つけると気持ちがスッとする。

 

…そんな自分に対して、
「何か間違っている」
「このままじゃいけない」
と焦りを感じているあなた。

 

あなたがやっていることは確かに“いじめ”かもしれませんが、
こうしてこのサイトを見ているということは、今の自分を変えよう、
自分を変えたいという前向きな気持ちがあるということですよね。

 

あなたがイライラして友達をいじめてしまう理由は、
おそらく、ストレスが関係しています。
私たちは、大人も子供も多くのストレスを抱えて生きています。

 

例えば、学校の人間関係で何かトラブルはありませんでしたか?
成績が落ちて、気持ちが凹んだりしていませんか?
ご両親の期待がプレッシャーになっていませんか?
お母さんの操り人形にされていませんか?
塾や習い事でいっぱいいっぱいになっていませんか?
両親の仲は良いほうですか?兄弟とあなたの仲は?

 

…いじめ行為の理由につながるストレスの元を探し出そうとすると、キリがありません。
学校の友達をいじめてしまうからといって、
必ずしも理由が学校にあるとは限らないのです。

 

さて、あなたのいじめの理由になっているストレスって一体何なのでしょう?

思いやりを感じたことがありますか?

あなたは、“思いやり”というものがどういうものか知っていますか?
辞書では、「思いやり」とは、次のように定義されています。

 

「他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情」
「想像。推察」
「思慮。分別」

 

いずれにしても、自己中心的な目線からちょっと離れて、
自分以外の人や物について想像してみる…という行為のようですね。

 

実は、あなたがいじめ行為をやめられない理由の一つに、
この“思いやり”の欠如が考えられるのです。

 

いじめは、まさに、自己中心的思考の表れ。
自分から離れて他人のことを考えるということができていないわけですから、
すなわち“思いやり”がないということになるわけです。

 

…だからといって、筆者はあなたを責めるつもりはありません。
なぜ思いやりがないのか、その理由は一つだけ。

 

それは、あなた自身が
他者から思いやりをもらった経験が圧倒的に不足しているからです。
人から思いやりをもらった経験がほとんどないのですから、
自分が人をおもいやるのが下手なのは無理もないですよね?
その理由・原因は、家庭にもあり学校にもあり、地域社会にもあるでしょう。

 

昔に比べて近所との付き合いも薄いでしょうし、家族の人数も少ない。
学校だって、教師と生徒が1対1で向き合える機会はごく限られていますので、
他者から“思いやり”を受ける機会も減っているのです。

 

それでも、私たちは日々、
周りの人からたくさんの思いやりをもらって生きているんですよ。

 

試しに、1日1回、
「誰かからしてもらって嬉しかったことを思い出す」
という習慣をつけてみてください。
どんな些細なことでも、人にしてもらったことは全部カウントします。

 

これを続けていると、自分がどんなに人に助けられているか、
思われているかがよく見えてきて、心が切なくなることもあるでしょう。

 

こうした“思いやりの発見”を続けていけば、
人を思いやるということがどういうことなのかが分かってくるはずです。

 

そしてこれが、いじめ行為の衝動を抑制することにもつながっていくのです。

 

ストレスマネジメントを学ぼう

頭では「いけないこと」と分かっているのにいじめ行為をやめられない理由として、
慢性的なストレスが考えられます。

 

では、そのストレスとどうつきあっていけば、
いじめへの衝動をコントロールできるのでしょう?

 

自分自身のストレスとの付き合い方を学ぶことを、「ストレス・マネジメント」といいます。
例えば、強いストレスにさらされ続けていると、
人の考え方はネガティブな方向(悪い方向)に傾いてしまいがちです。

 

一つの失敗に対しても、
いつもならば「そういうこともあるよね〜」と笑って流せるところが、
ストレスで心がダメージを受けている時には
「どうしていつも自分ばかりこんな目に…」
…と、ついつい悪い方向にばかり考えてしまうものです。

 

いじめ行為もしかりで、ストレスによるイライラが蓄積すると、
「アイツ、なんかムカつく」
と、他者への攻撃の矛先を変えてしまうことがあるのです。

 

ですから、ストレスマネジメント法を身につけることは、
いじめ行為を抑制する上で非常に有効だと考えられます。

 

具体的には、まずは
客観的に自分自身の考え方や行動を観察する練習から始めます。
そして、ネガティブな物の捉え方を少しでも前向きに変えられるように、
“認知”を修正していくのです。
(※専門的には、“認知再構成法”といいます)
(「○○だからダメなんだ」→「○○だけど、こういうメリットもある!」
「言い過ぎてしまった。もうダメだ」→「以前の時は、謝ることで関係を修復できた」
「終わりだと考えるのは考え過ぎだ。まずは相手に謝ってみよう)

 

いじめてしまう理由が自分でも分からずに悶々としているのなら、
まずは自分がどんなことにストレスを感じているのか、
感じやすいのかを分析してみましょう。

 

そして、どういう風に考えれば気持ちが前向きになるのか、
“いじめ行為を行わなくても自分の気持ちをスッキリさせる方法”を
自分自身で見つけていくことが大切なのです。

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