いじめゼロを目指して

☆『いじめの構造』 内藤朝雄 著

講談社現代新書 798円

 

そもそも、いじめとはなぜ起きるのでしょう?
…そんな基本的な疑問について応えてくれるのが、コチラの本。
この本を読むと、
「いじめって、結構、システマチックなのね」
…と実感するでしょう。

 

なんだかんだ言っても、いじめっこは集団の中にいるからいじめっこなのです。
誰かと一緒だから、強気でいられるだけなのです。

 

筆者は、「弱い犬ほどよく吠えるという言葉」を、妙に実感させられましたね。

 

とにかく、図解や実例が多いのが、この本のおススメポイント♪
学校関係者や子供のいじめに悩む保護者の方はもちろんのこと、
子どもを持つ全ての方にぜひご一読いただきたいおススメ本です。

 

※著者の内藤朝雄氏は、いじめ研究の第一人者!
東京大学大学院総合文化研究科博士課程を経て
明治大学文学部准教授を務める社会学者の先生です。

☆『いじめの直し方』 内藤朝雄 荻原チキ 著

朝日新聞出版 1,050円

 

またまた、内藤朝雄氏の書籍。
いじめ問題を分かりやすく語れるのは、やっぱり内藤先生なんですよね…。

 

コチラの本は、子供から大人まで気軽に読める、最も手軽ないじめ関連本。
イラストが多いので、理論というより直観・感覚的にいじめを捉えられる一冊です。

 

この本でも、内藤氏が強調しているのは、
やはり「いじめの原因は集団である」ということ。
いじめの被害者が読めば
「やっぱり俺は悪くないじゃん!」と、
力強いパワーをもらえる本でもあります。

 

実際にいじめ被害に遭っている子供たちはもちろんのこと、
いじめ被害者にどんな言葉をかけたら良いのか分からないとお悩みの
保護者の方は学校関係者の方にもおススメしたい本です。

☆『入門 いじめ対策』 相馬誠一、佐藤節子、懸川武史

学事出版 1,890円

 

実際の教育現場でいじめ対策問題に関わっている教師にとっては、
まさにバイブル的な存在の一冊。
いじめの事例(しかも、小・中・高を網羅!)から、いじめによる自殺の予防まで、
いじめ問題がまさに“幅広く”扱われている力強い本です。

 

この本で強調されているのは、
「いじめ問題は必ずチームで対応すべし」という点。
このサイトでも何度か念押ししていますが、この本を読めば、
いじめ問題は一人の教師の自己判断で解決できるほど単純なものでないことが
よ〜くお分かりいただけると思います。

 

また、この本で特に参考になるのは、被害者との面談時の「べからず」集。
絶対に口に出してはいけないNG用語が記載されていますので、
これは実際の現場でフルに役立ちそうですね〜。

 

例:「あなたにも責任がある」「それはいじめではない」
「○○さん(加害者)にも良いところはある」

 

本の後半は、ひたすら事例集。
読んでいて、思わず本を閉じたくなってしまうようなエグい事例もあり、
いじめ問題のリアルな現状を知るにはもってこいの本と言えるでしょう。

 

ちなみに、学校側の対応が成功した例や失敗した例なども掲載されていますので、
自分の学校の現状を重ね合わせてシュミレーションするにも役立ちそうな本です。
コレ一冊読んでおけば、いじめの全体像をざっくりとマスターできるでしょう。
学校関係者にはぜひご一読いただきたい本ですね^^

 

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