いじめゼロを目指して

まずは家族に相談してみよう

「自分が受けているのはいじめではないだろうか?」
…そう思った時、最初に誰に相談するのが良いのでしょうか。

 

“相談したい”というレベルでなくとも、誰かに話を聞いて欲しい、
心の中のもやもやしたものを吐いてしまいたいと思う気持ちになることはあるでしょう。

 

そんな時、いきなり学校の友達や先生に相談するのは
避けたほうが良いかもしれません。
ちょっと嫌な言い方になってしまいますが、どんなに信頼のおける友達であっても、
その人が本当に自分の味方とは限りません。

 

やはり人間ですから多少は好奇の目で見てしまうでしょうし、
ひょっとしたらその友達もいじめ加害者グループとつながっているかもしれません。

 

また、もしその友達が「なんとかしてあげたい」という義務感に駆られて
何らかのアクションをとった場合には、その友達を巻き込んでしまう可能性もあります。

 

先生に相談した場合には、先生の判断でとった行動が原因で
ますますいじめが激化してしまうリスクもあるでしょう。
全ての先生が、被害者目線でいじめを捉えられるとは限りませんので。

 

何らかのアクションは期待しない。ただ、話を聞いて欲しい。相談したい。

 

…そういったレベルであれば、
学校の事情をよく知らない家族や友人に相談するのがベストです。

自尊心の低下を防ごう

いじめ被害に遭っている時、一人で悶々と考え込むのはおすすめしません。

 

「いじめられるのは自分に原因があるのではないか」
「自分が悪いからいじめに遭うのではないか」
「自分はダメなやつだからターゲットにされても仕方がないのではないか」

 

…と、ともすれば自分自身を責めたり、自尊心が低下したりしてしまいがちです。

 

しかし、言うまでもなく、悪いのはいじめている“加害者”側です。
こうして弱気になることは、加害者側に付け入る隙を与えることになり、
さらにいじめを助長する要因になり兼ねません。

 

親しい人に相談し、話を聴いてもらって、
「自分は悪くない」と確認することが大切です。

信頼できる先生に相談してみよう

いじめがエスカレートしてきて、
「このままではもう学校に来られない」と思うレベルならば、
早めに学校の先生に相談しましょう。

 

放っておくと、あなたの心や身体に
取り返しのつかない傷がつくことにもなり兼ねません。

 

まずは担任の先生に相談するのがベストですが、
担任の先生に相談しにくいようなら、
部活の顧問や養護教諭など、気心の知れた先生に話してみると良いでしょう。

 

最近は学校にスクールカウンセラーが常駐しているところもありますので、
スクールカウンセラーに相談するのも良いでしょう。

 

この時、「ただ話を聞いて欲しいだけ」なのか、
それとも「なんらかの対策を講じて欲しい」のか、
自分の気持ちに整理をつけておくと流れがスムーズです。

 

相談を受ける先生側としても、被害者のあなたがどうして欲しいのか、
それによって今後の対処を考えなければなりません。

 

もちろん、先生たちはいじめの対処法についてもしかるべき教育を受けていますので、
あなたが嫌がるようなことはしないハズです。
しっかりしたマネジメント能力のある教師であれば、
そこから学年主任や教頭に話を上げて、しかるべき対策を講じてくれるでしょう。

 

学校の規模にもよりますが、組織がきちんと機能している学校は
いじめの問題もスムーズに解決します。

 

…ただ、問題は、その学校のいじめに対する考え方が楽観的な場合です。

 

学校以外の相談窓口を利用しよう

親も友達も学校も、誰も信用できない…。
誰にもいじめを受けていることを相談できない。

 

…抱えている悩みごとが深刻であればあるほど、
人は自分の中にその悩みを抱え込んでしまいがちです。

 

そんな時には、24時間受付の「24時間いじめ相談ダイヤル」に相談しましょう。
これは、誰にもいじめの悩みを打ち明けることができない児童生徒のための
緊急相談機関。
24時間、全国どこでも、「0570−0−78310(なやみいおう)」に電話をかければ、
最寄りの教育相談所や教育センターといった
相談機関につながる仕組みになっています。

 

電話を受けるのはプロの相談員ばかりですし、
あなたの顔も知らなければ学校の事情も知らない全くの他人ですので
ある意味ではかえって安心して色々な思いを吐きだせると思います。

 

ココロの荷物は一人で抱え込まず、少しでも身軽にしましょう。

関連ページ