いじめゼロを目指して

NPO法人 全国いじめ被害者の会

自分の子供がいじめの被害に遭った時、親御さんはどんな気持ちになるのでしょう。
特に、自殺などでお子さんを亡くした方の気持ちは、
他人には決して理解できないほどのものではないでしょうか。

 

「相手を絶対に許さない」と憎しみを募らせる方もいれば、
「二度と同じ事件を繰り返して欲しくない」と、行動を起こす方もいるでしょう。

 

NPO法人「全国いじめ被害者の会」は、
そんな様々な思いを抱えた方々の集まり。

 

2006年10月29日に設立され、
いじめ被害を受けている子供たちの保護者を中心に
会員数は全国で500名を超えているのだとか。

 

代表である大澤秀明さんも、1996年に、
中学生だった息子さんをいじめが原因で亡くしているそうです。

 

さて、この被害者の会が具体的にどんな活動をしているのかといえば…。

 

例えば、2007年3月16日の千葉県を皮きりに、
沖縄県までの全国47都道府県教育委員会に対して
『安全配慮義務の徹底』と、『いじめ不登校・いじめ自殺根絶』を願う
“申し入れ書”の陳情活動を行っています。
(全都道府県に申し入れを行うというのは、かなりバイタリティーが要るでしょうね)

 

また、2012年11 月10日には、文部科学省に対しても
「いじめを根絶するための申し入れ書」を提出しています。

 

その中で、大澤代表は、

 

「学校現場では現在、犯罪を、ふざけ、いたずらの類にいれて、
喧嘩、トラブルとして犯罪“いじめ”を無かったこととして
処理しているのが現状である。
これを、野放しにしている文部科学省、教育委員会の責任は重い」

 

…と、政府の対応の甘さを痛烈に批判しています。
確かに、今のところの現状を見る限りでは、文部科学省の対策は全てが事後対策。
本気でいじめ施策を推進する気があるのかどうか、疑わしいところがあります。

 

一般人の私でさえそう感じるのですから、
実際にお子さんをいじめで失っている親御さんは
なおさら政府の対応に苛立ちを感じているのでしょう。

こんな活動もしています

全国いじめ被害者の会の代表である大澤さんは、
週刊誌などのメディアにも度々登場して、世間にいじめ撲滅を訴えています。

 

例えば、2012年10月の『女性自身』では、
「いじめについて考えるための4冊」として、
おススメの書籍を紹介していました。

 

大澤さんによれば、いじめについて考える上では、まず、
「いじめがどのようなメカニズムで発生するのか」を把握すべきだと言います。
そのために役立つのが、『いじめの構造』(森口朗著714円 新潮社)。
筆者も実際に読んでみましたが、いじめが起こる理由やその構造、
いじめにどう立ち向っていったら良いのか…
といった“いじめの基本”が分かりやすい言葉で解説されています。

 

また、『わが子をいじめから守る10カ条』
(武田さち子著1,365円 WAVE出版)もおススメ!
いじめの兆候をどうやって見つけたら良いのか、
いじめられている子供にどう接したら良いのか、
保護者として悩みがちな点に力点を置いて解説されていて、
非常に実践的です◎

悩んだ時はSOS!

いじめ被害者の会の大澤代表も言っていますが、
いじめの相談をすることは、カッコ悪いことではありません。
むしろ、いじめることのほうがカッコ悪いことなのです。

 

そのような共通認識を社会に広めること、それによっていじめを減らしていくこと、
それも被害者の会の目標の一つなのでしょう。

 

いじめで深刻な状態にある方、もしくはその保護者の方は、
『全国いじめ被害者の会』に連絡してみてください。

 

SOSサインを発すること、人に頼ることは恥ずかしいことではありません。
その勇気が、あなたと家族の未来を守ることにつながっていくのですから。

 

【全国いじめ被害者の会】(公式HPより引用)
住所:〒876-0845 大分県佐伯市内町2-30 
代表:大澤秀明 
電話&FAX: 0972-23-8372

 

※詳細については、「全国いじめ被害者の会」の公式HPからご確認ください。

 

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