いじめゼロを目指して

いじめ加害者になりやすい子供の特徴

「こういうタイプの子供はいじめの加害者になりやすい」などと言えば、
あちらこちらの親御さんから猛烈なバッシングをくらいそうですが…(苦笑)

 

「こういうタイプは絶対に加害者になる」と烙印を押すつもりはありませんし、
もちろん、そんなタイプ分けでいじめがなくなるのであれば
世の中でいじめ問題はこんなに深刻化することもなかったでしょう。

 

しかし、やはり、いじめの構造を分析していってみると、
本人たちになんらかの共通する特徴があることは確かです。

 

いじめの加害者本人に注目してみた場合。
まず、コミュニケーション能力や共感性の欠如が目立ちます。
相手の立場に立って、「相手がどう感じるか、どう思うか」を想像することができず、
また、どういう風に伝えれば相手が傷つくか・傷つかないかが分からないのです。
(※アスペルガー症候群などの症状が原因になっているケースもあります)

 

また、本人にもどうすることもできないストレスやフラストレーションを溜め込んでおり、
それが“いじめ”という形で外側に向けられているケースもあります。
この場合は、家庭生活で緊張を強いられている可能性が高いでしょう。
家では“良い子”を演じている子も多く、ほとんどの場合、親は気付いていないようです。

 

加えて、加害者本人の自己肯定感が低いことが
いじめを引き起こしていることもあります。

 

「認められている」「愛されている」「自分はここにいて良いんだ」
…と自分を肯定することができないために、
その寂しさや不安感から誰かを傷めつけてしまうのです。

 

このタイプは、親や教師との信頼関係が十分に築けておらず、
周りの人に対して強い不信感を持っている子供も多いようです。

 

いじめ被害者になりやすい子供の特徴

いじめ加害者本人にとって、いじめ行為とは、
「自分を表現するためのツール」のようなもの。
結局、自己表現が下手だから、うまく自分を出せないために
そのフラストレーションからいじめに走っている子供が多いのです。

 

一方、その犠牲となる被害者側も、似たような特徴を持っています。
それは、コミュニケーション能力が未熟で自分をうまく表現できないということ。
やめてほしいことを「やめて」と言えない、
嫌なことを「嫌だ」と断れない、
助けてほしい時に「助けて」と頼れない…。

 

また、周りの気持ちを考えずに安易に自慢話などをしてしまい、
それがきっかけでいじめのターゲットになる場合もあるようです。
(本人には自覚がなくても、周りからみると“KY(空気が読めない)”な子供は
いじめの対象になりやすいようですね)

 

いじめ加害者と被害者の特徴に重なる部分があるというのはなんとも皮肉な話ですが…。

 

元をただせば家庭の問題?

いじめる側、いじめられる側。
いずれも、本人たちにはなんらかの特徴を見て取ることができます。

 

しかし、だからといって、本人たちだけを責めるのはお門違いです。
なぜなら、子供の性格や行動は、家庭生活を反映しているものだからです。

 

親の教育方針、親の私生活、家庭内の人間関係、家庭内の雰囲気…
その全てが、子供の性格形成に大きな影響を与えます。
つまり、子供たち本人の問題は、それぞれの家庭の問題でもあるわけです。

 

加害者になりやすい、被害者になりやすい子供の特徴に心当たりがあるようなら
「自分たちの教育は大丈夫だろうか?」
「子供に胸を張って誇れる生活をしているだろうか」
…と、親自身が自らを振り返る謙虚さが必要なのではないでしょうか。

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