いじめゼロを目指して

いじめのない学校は無い

お子さんが新入学を控えている場合、
「できれば、いじめ等のトラブルがない学校を選んで欲しい…」
と思うのは、親ならば当然のことでしょう。

 

「○○中学はいじめがヒドイらしい」
といった噂を耳にする度に、
うちの子は大丈夫だろうかと心配されている方も多いことでしょう。
誰だって、自分の子供がいじめに巻き込まれるのは避けたいものです。

 

なんとなく、「共学よりも女子高のほうがいじめが多そう」
…そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、これは断言できますが、
いじめが全くない学校はあり得ません。
いろんな背景を持った子供たちが集まる場ですから、
程度の差こそあれどんな学校にもいじめは存在しているでしょう。

 

また、ネットの口コミや筆者の周りの人のリサーチによれば、
「共学だから」とか「女子校だから」といったことや、
評判の良い・悪いもあまり関係がないようです。
悪評高い学校でも楽しく過ごしている子供もいれば、
評判の良い学校でもいじめにあって不登校になっている子供もいますので…。

 

ただ、子供の性格によって、
「共学が合う子」と「女子校向きの子」にタイプは分かれると思います。
特に、女子グループと群れるのが苦手な子は共学のほうが精神的に楽でしょう。
女子は、男子以上に“派閥”を大切にする生き物ですので。
うまく適応できないと、いじめのターゲットにされる可能性はあります。

 

また、その学校の「いじめ問題に対するスタンス」もチェックしておくべきです。
スクールカラーはどのくらいの頻度で派遣されているのか?
いじめに対する学校長の方針は明確になっているか?
イザという時は、こういった学校側の“体制”も大きく影響してきます。

男女の別より“偏差値”が関係している?

「共学か、女子校か?」という問題ではなく、学校そのものの“レベル”、
つまり偏差値が大きく影響するのでは?という意見も多いようです。
全体的にみて、レベルの高い学校はいじめが少ない傾向があるようです。
(※これについては、偏差値といじめ発生件数の関係について
統計的に調査したデータがありませんので、あくまでも推測の域に留まりますが)

 

理由としては、
・あまりに勉強が忙しく、人をいじめているような余裕はない
・人をいじめても何の意味もないということを知っている子が多い
といったことが挙げられるでしょう。

 

筆者が通っていた高校も進学校でしたが、
確かに、人をいじめているような余裕がある人はいませんでしたね(笑)。
もちろん、クラス内にいくつかのグループはできていましたが、
それに属さずに黙々と勉強に励む人もいましたし、
その人に対して他の子が何か嫌がらせをしたということもありませんでした。

 

特に地方の進学校の場合は、その学校に通うために
かなり遠い距離を通学している人もいますので、
「いじめどころではない」というのはまんざら間違いではないと言えるでしょう。

共学ならではのいじめも…

これはイメージの問題だと思いますが、世間一般では、
どうしても「女子校のほうがいじめが多い」
という印象を持たれやすいようです。
「男子の目がない分、陰湿ないじめが横行している」
といったイメージが強いようですね。

 

しかし、実際には、女子校のほうが楽な面もありますよね。
…というのは、女子しかいない分、恋愛のトラブルがないからです。
女子のいじめは、一人の男子生徒を巡る恋愛トラブルから勃発することも多いため、
恋愛沙汰がないということはそれだけいじめ発生リスクも低くなると考えられるのです。
(主には、勝手な嫉妬が原因になっているようですが…)
そういう意味では、
女子校よりも共学のほうがいじめの発生リスクは高いかもしれません。

 

中には、男女入り乱れて一人の生徒をターゲットにしているケースもありますし…。
いじめの現場を動画撮影してネットで公開したりする事件が起こったのも、
女子校ではなく共学校です。

 

女子校=陰湿
…といったステレオタイプな固定概念は、捨てるべきですね(反省)

 

これから進学先選びをする方は、あまり噂に惑わされず、
自分が感じた直観を信じて道を選びましょう。

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