いじめゼロを目指して

教師だけでは対応しきれないという現実…

近年、深刻な問題となっているのが、インターネットを使った“ネットいじめ”
TVドラマを見ていても、最近は必ずと言っていいほど
このネットいじめの手口が使われています。

 

具体的には、ネット上の掲示板(※1)やプロフ(※2)、SNS(※3)に
特定の子供についての誹謗中傷などを書き込んだり、
本人の許可なく個人情報を掲載したり、
特定の子供(いじめのターゲット)になりすまして他人にメールを送ったり。

 

…要するに、ネットを使った“嫌がらせ”行為を行うわけです。

 

ネットの世界は匿名性が高いため犯人が見えにくく、
また、ネットに関しては教師側よりも子供のほうが知識が豊富だったりと、
発見や対策が遅れがちになるという点が問題視されています。
そのため、外部機関と連携して対策に当たる学校も増えているようです。

 

(※1掲示板):
ネット上で自由に意見を投稿し合い、参加者が相互コミュニケーションを図る場。
多くは匿名で投稿される。
(特定のハンドルネームの使用が義務付けられている場合もあり)

 

(※2プロフ):
ネット上で公開している「プロフィールサイト」の略。
名前や誕生日などのプロフィールを掲載することができ、誰でも閲覧が可能。

 

(※3 SNS):
ソーシャルネットワーキングサービスの略。
趣味やライフスタイルなどを公開し合い、コミュニケーションを図る場。
仲間同士で使える掲示板機能も有り。

外部機関にSOS!

ネットいじめに関しては、学校の教師だけでは対応が追い付かず、
「お手上げ状態」に陥っている学校も少なくありません。

 

そこで協力なサポートをしてくれるのが、プロの知識を持った外部機関。
例えば、次のような外部機関があり、ネットいじめをはじめとする
あらゆるネットトラブルの相談に応じてもらえます。

 

★インターネット人権相談受付窓口(法務省)
ネットいじめを始め、ネットと使った人権侵害に関する相談に応じています。

 

★インターネットホットラインセンター
(財団法人インターネット協会)
違法情報の通報窓口。
分析した結果、“違法”と判断された行為(書き込みなど)については、
警察やプロバイダ、掲示板管理者に連絡してくれます。

 

★インターネット・携帯・ 違法・有害情報センター
(社団法人テレコムサービス協会)
インターネットに関する違法・有害情報について相談に応じています。

 

★都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口(警察庁)
ネットを使ったサイバー犯罪に関する通報や相談の窓口です。

 

★迷惑メール相談センター
(財団法人日本データ通信協会)
迷惑メールに関する相談に応じてもらえます。

外部に委託する場合のポイント

校内でネットいじめの事実が発覚した際、
教師の中でインターネット関連の知識に明るい人間がおらず
「どうしたら良いのかわからない」という状況に陥ることもあるでしょう。

 

その際は、上述した外部機関に相談し、場合によっては対応してもらうのがベスト。
最近は高度な知識を駆使した悪質なネットいじめも横行していますので、
プロの力を借りるのが時間的にも・労力的にも賢い選択です。

 

その際、スムーズに問題を解決するためにも、
次のようなポイントに留意しましょう。

 

・何を相談したいのか、何に困っているのかを明確にする
・目的に合った外部機関を選んで相談する
・外部機関に連携を依頼することを、管理職を含めた校内全体で共有しておく
・外部機関とのやり取りに関しては窓口担当者を決めておく
・外部機関からの情報を迅速に共有できるような体制を整えておく
・いじめの被害者や保護者にも説明し、了承を得ておく

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