いじめゼロを目指して

“ネット巡回”のススメ

いじめや非行防止のために、教師たちがよくやるのが、
休み時間や放課後の校内巡回(パトロール)ですよね。

 

ネットいじめの対処法としても、実はこれと同じ方法が有効なのです!
具体的には、googleなどで、「学校名 地域 掲示板」のキーワードで検索をかけます。

 

または、「学校名 地域 2ch(2ちゃんねる)」などで検索しましょう。
すると、その学校のいわゆる“裏サイト”が出てきます。

 

さらに、「学校裏サイトチェッカー」というサイトを利用すれば
もっと簡単に学校の裏サイトを見つけることができます。

 

このサイトは全国の学校裏サイトを簡単に検索・閲覧できるように解説されたもの。
都道府県ごとに、小・中・高校とわかりやすくまとめられています。
学校裏サイトを利用した悪質なネットいじめ対処法の役立つツールの一つと言えます。

 

困った時に頼りになる外部専門機関

ネットいじめの対処法として最も注意しなければならないのは、
ネットの世界は匿名であり、“なりすまし”が横行しているということ。
これは、学校でのいじめに限らず、社会的にも大きな問題になっています。
(他人になりすまして脅迫メールなどを送り、犯人ではない人が
誤認逮捕されたという事件は記憶に新しいと思います)

 

警察でも、こうした手口に対処するために、
ネット専門の特別チームを立ち上げるなどの動きが進んでいます。

 

生徒Cが生徒Aになりすまして、生徒Bに悪質なメールを送った場合、
被害者であるBも周りの教師も、当然、「Aがネットいじめの犯人だ」と思うでしょう。
しかし、実際には、生徒Cが犯人なわけです。

 

…非常に手口が巧妙かつ悪質で、対処法にも困りますよね。
そのため、ネットいじめでは、主犯格の生徒を特定するのが非常に難しいのです。

 

ネットいじめの対処には、時には専門的なIT知識も必要になります。
もし、学校内の教員で対処できる人間がおらず、対処法に窮する場合は、
次のような外部機関が力を貸してくれるでしょう。

 

★インターネット人権相談受付窓口(法務省)
★インターネットホットラインセンター(財団法人インターネット協会)
★インターネット・携帯・ 違法・有害情報センター(社団法人テレコムサービス協会)
★都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口(警察庁)
★迷惑メール相談センター(財団法人日本データ通信協会)

 

バーチャルと現実のつながりを教えよう

ネットいじめに加担している生徒たちの中には、いじめもゲーム感覚になっており
バーチャルの世界と現実の区別がついていない子供にいます。

 

ネットも現実世界に含まれているのだということを気付かせること
教師や親の役割でしょう。
ネットで書きこんだ言葉も、それを受け止めるのは現実に生きている生身の人間です。
それが心ない言葉であれば、口頭で直接言われた時と同じように傷つく。
…そのことが、現実味を帯びて感じられない子供たちが多いのかもしれません。

 

場合によっては、その行為が犯罪に当たり、
刑法に照らして処罰される可能性もあり得ることを自覚させるべきです。

 

また、保護者に対しても、
学校側で行っているネットいじめの対処法について連絡し、
自宅でも同じように指導してもらえるように協力を要請しましょう。

 

例えば、フィルタリングの機能をオンにすれば、
有害なサイトへのアクセスがブロックされます。
フィルタリングをかけること・子供にせがまれても解除しないという方向性で
保護者と認識を共有しておくと良いでしょう。

 

(子供たちがネットに触れる時間は、自宅に帰ってからのほうが長くなりがちです。
そのため、保護者の理解や自宅における指導が不可欠なのです。)

 

※ただし、情報交換の場として掲示板を使うのは、決して悪いことではありません。
掲示板の利用そのものを否定するような発言は
生徒たちの誤解や反感を招く元になりますので、
指導の際には注意しましょう。

 

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