いじめゼロを目指して

“ネットいじめ”とは?

最近、新聞や雑誌でもよく取り上げられる“ネットいじめ”
ドラマの中でもさりげなくネットいじめの場面が使われてケースがありますので、
すでに中学生や高校生では当たり前の“いじめ”の形なのかもしれません。

 

ネットいじめとは、ネットやメールを利用した新しいタイプのいじめです。
その手口としては、例えば次のようなものが挙げられます。

 

・掲示板やブログに、特定の生徒の誹謗・中傷や挑発などを書き込む
(例:「A組の○○、死ね」「B組の○○は淫乱」「C組の○○は万引きしてる」…等)

 

・特定の生徒のプロフを改ざんする

 

・掲示板やブログ、プロフに特定の生徒の個人情報を載せるという嫌がらせ
(例:電話、盗み取りの写真や動画…等)

 

・特定の生徒になりすまして、インターネット上で違法な書き込みをしたり、
 他人にいたずらメールを送ったりする

 

・特定の生徒についての悪口のメールをクラスメイト全員に送ったりする

 

(参考:文科省『ネット上のいじめに関するマニュアル・事例集』)

例えばこんなケース

正しく使えば非常に便利な文明の利器・インターネットですが、
ネットいじめのように他人を陥れる凶器にもなり得ます。

 

かつては、いじめといえば直接的な暴力や言葉、態度で相手を傷つけることでしたが、
ネットいじめはバーチャルな世界で繰り広げられるもの。
“生身の人間に危害を加えている”という実感がないために、
ゲーム感覚でネットいじめを行っている生徒も多いようです。

 

しかも、その手口は非常に巧妙で悪質としか言いようがないものばかり。
例えば、ネット上に開設されたクラスの掲示板に匿名で悪口を書いたり、
特定の生徒のプロフを改ざんして、「万引きした」「援助交際している」などと
ありもしないことを書き加えたり。
揚句の果てには、別の生徒になりすまして
「おまえなんか死ね」「もう学校に来るな」といったメールを送りつけたり…。

 

これでは、メールを受け取った生徒側は
誰を信用して良いのか分からなくなってしまいます。

 

このように、ネットいじめの特徴は、
ネット特有の“匿名性”を悪い意味で利用していること。

 

ゆえに、ネットいじめの後遺症で人間不信に陥ったり、
対人恐怖症を発症してしまう被害者も少なくないのです。

 

ネットいじめの心理

ネットいじめ加害者の最大の武器は、“匿名性”。
自分の正体を明かさずにいじめ行為ができるため、
自分が強くなったように錯覚したり根拠のない万能感を感じたりしやすいのです。

 

また、掲示板などは、クラスや学校の大勢の人が見るものであるため、
特定の人物の中傷は“ネタ”にされやすく、面白半分にコメントを書く生徒もいることから
全員が知らず知らずのうちにいじめ行為を助長している可能性があります。

 

しかも、ネットいじめを受けている本人の表情は、その場では伺い知ることができません。
そのため、自分たちが行っていることがいじめであると自覚しづらいのです。
(あくまでもゲーム感覚で楽しんでいる)

 

しかし、ネット上の中傷やなりすましは、立派な犯罪。
名誉棄損罪や傷害罪で訴えられるレベルの行為です。

 

親や教師は、それをしっかりと生徒に教え込むべき!
「ITにはついていけない…」などと弱音を吐いている場合ではありません。

 

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